30歳ビジネスマンの日記

昨日より今日 今日より明日

仕事の動機づけ…

ちょっと仕事に迷っていた時に見かけた記事です。

 

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有意義な仕事をしたいと思うのは、外側からの動機づけではなく、内側からの動機づけによるものであるようです。

 

外側からの動機づけは「外発的動機づけ」と呼ばれています。

見返りを得ることが目的でなにかを行う、例えば給料やインセンティブです。

 

逆に内面からの動機づけは「内発的動機づけ」と呼ばれています。

内発的な動機は、心の奥深くにあるもので、外側からの動機よりはるかに豊かです。

生徒の成長がやる気の源になっている教師や、患者の健康改善が原動力となっている医師は、内発的に動機づけられていることになります。

そういう教師や医師の場合は、自分の仕事の「意義」が内発的動機づけにつながっています。

つまり、見返りや報酬がなくてもやりたいと思うのなら、内発的に動機づけられていたことになります。

 

そして最近の調査結果を見ると、内発的動機づけだけに専念した方がよいようなのです。 

 

イェール大学のチームが14年にわたって、士官学校の生徒たちの入学の動機を調べ、その後の追跡調査を行いました。その数は1万320人。

そのうち、内発的な動機で入学した生徒たちは、外発的な動機で入学した生徒に比べ、士官学校を卒業する確率、士官となる確率、昇進する確率、陸軍にとどまる確率も高いことがわかりました。

しかし、内発的な動機(「兵士たちを率いたい」「国に奉公できる」など)と、外発的な動機(「もっと条件のいい仕事に転職したい」など)が両方とも強かった生徒たちは、内発的な動機で入学した生徒ほどの成功は収めていなかったのです。

 

チームの予測に反して、2つの強い動機を持つ生徒たちは、成功を測るすべての指標で、内発的動機だけの生徒を下回っていました。

一見矛盾しているようですが、従業員が、仕事の金銭的な見返りではなく、仕事の意義や影響に目を向けるよう手助けすることが、彼らの仕事の質を改善し、結果として金銭的な成功に導くこととなるのです。

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普通に考えて、内発的な動機づけと外発的な動機の2つを強く持っていた方が、ストイックにバリバリやって上に上がっていきそうな気がします。しかし、他に金銭的に恵まれた環境があれば簡単に移動しますよね。

内発的な動機づけだけの人間は、まさに利他に生きているように見えますよね。判断の基準が、「貢献」なのでしょう。

 

たしかに、そんな2人の部下がいた場合、引き上げたくなるのは内発的な動機づけだけで生きている人間でしょう。きっと、お金にならない仕事でも意義を見出し、組織、ないしは社会に貢献する。辛い環境でも投げ出さず、何とか活路を導き出す。

 

私も、いかに「医療に貢献できるか」に集中して仕事に向き合わねばと考えさえられました…