30歳ビジネスマンの日記

昨日より今日 今日より明日

不得意を克服し、得意を伸ばす…

以前、TVでも見かけたことがあり、ご存知の方も多いかと思いますがある企業をご紹介します。

 

学校用チョークのメーカーで、国内で32%というトップシェアを持っている、日本理化学工業という会社です。

全従業員83人中61人が知的障がい者ですが、2005年には企業フィランソロピー大賞特別賞(社会共生賞)、2009年には渋沢栄一賞を受賞している優良企業です。

この業績を担っているのは、7割を超える知的障がいを持つ社員たちです。

ジョブコーチ制度を導入し、障がい者それぞれの能力に合わせた作業過程を作ることで生産性を向上させているそうです。

たとえば、同じ動作の繰り返しで集中力が必要とされる作業は、基本的には毛嫌いしたくなることが多いと思いますが、彼らにとっては得意な領域です。

 

その一方で不得意なこともありますが、数字を読むのが苦手な人のためには、数字の目盛ではなく色によって量を判別できる秤が用意されていたり、機械を動かす時間をはかるために、ストップウォッチではなく、砂時計が使われていたりするそうです。

 

不得意を克服し、得意を伸ばす。

どんな組織でもこういった視点を持っていれば、一人一人が輝ける社会になりますね。